🏔️ CAIRN 使い方ガイド(操作マニュアル)

Comprehensive Alpine Intelligence for Recovery & Navigation
v2.5 — 2026年8月18日更新

⚠️ 医療情報ではありません
CAIRNの分析は運動科学の研究に基づく参考情報です.体調に関する判断は必ず医師にご相談ください.

全体の流れ

CAIRNは5つのステップで山行を記録・分析・回復・計画します.画面上部のパイプラインをクリックして各ステップに移動できます.

🏠 HOME今日のタスク
📋 RECORDGPX/FIT登録
🔬 ANALYZE科学分析
💚 RECOVER回復確認
🗻 PLAN次の計画
📖 目次 🏠 HOME — 今日のダッシュボード  📊 横断比較(4指標ストリップ)  🗻 いける山の地図  🏔️ アスリートプロファイル(Tier)  🔥 運動ダイエット Step 1. RECORD — 記録の登録  ⌚ Health同期(SHERPA)  🏃 Strava同期  📁 FITファイルアップロード(保険) Step 2. ANALYZE — 選択GPXの分析カード  📣 SNS共有カード  📈 ペーシング戦略  🥾 歩行技術  ⛰️ 地形適応  ⚡ エネルギー代謝  🏅 パフォーマンス評価  📊 縦断比較(全件) Step 3. RECOVER — 回復分析  📁 心拍データの取得方法  🔋 回復状況  📊 テーパリングモニター  💚 回復分析・モニタリング指標  🎬 歩行分析  🦵 歩行バイオメカニクス分析(姿勢推定AI)  🦵 膝負荷 Step 4. PLAN — 次の山行計画  🔍 OSM山名検索  📍 ルート作成モード  🌤️ 天気予報  ♨️ 下山後の温泉  🚌 交通アクセス  📋 ルート事前評価・決定マトリクス  🚦 到達判定(必要Tier)  📡 ルート転送(Tracker/Zepp自動同期) 🗺️ 山行トラッカー(GPS+音声ガイド) 🪨 PETROS — 岩石判別AI ⚙️ プロフィール設定 ⌚ Health / 🏃 Strava / 📁 FIT の接続 📌 ヘッダーアイコン一覧 ❓ よくあるご質問

🏠 HOME — 今日のダッシュボード

ログイン後に最初に表示される画面です.今日やるべきことが一目でわかります.

表示内容

📚 回復アドバイスはBuchheit (2014)のDay+X回復タイムライン,80/20ルール(Seiler, 2010)に基づきます

📊 横断比較(画面上部のストリップ)

分析済みの記録を時系列に並べた5つのミニチャート(NS Score・登坂VAM・疲労率・GACD・膝リザーブ)です.3M / 6M / 1Y / ALL で期間を切り替えられます(3件以上の分析が必要).

🗻 いける山の地図

横断比較のすぐ下に,同じ高さで表示されます.登山口→山頂の最適ルートを物理計算し,ルートの必要TierとあなたのTierを比べて色分けします(全山同一ロジック).

意味
🟢 緑到達可 — 必要Tier ≤ あなたのTier
🟡 黄あと1段 — 必要Tier = あなたのTier + 1
🔴 赤まだ先 — 必要Tier ≥ あなたのTier + 2
💡 山名ではなくルートの物理量で判定するため,同じ山でも登山口が変わると必要Tierは変わります

🏔️ アスリートプロファイル(Tier)

分析済みの山行から,登坂力・ペース安定性・膝耐性を推定します.カードをタップすると根拠と詳細が開きます.

指標意味
Tier-0〜4SCRに基づく総合レベル(入門・初級・中級・上級・エキスパート)
SCR持続可能な登坂速度(m/h)
PCペース一貫性(低いほど安定)
ELC膝が耐えられる累積下降量(m)

🔥 運動ダイエット

山行・ウォーキングの消費kcalから脂肪燃焼量(g)を換算し,今週・今月・年間予測を表示します(Zone 2の脂肪由来65%,脂肪1kg=7,700kcalで換算).

📋 Step 1. RECORD — 記録の登録

推奨:回復HRはSHERPA(Apple Health / Health Connect)の自動同期,運動はStravaです.①GPX・②FITは保険です.順不同で登録できます.GPS軌跡は常にCAIRN補正を通ります.

操作手順

1
📂 GPXアップロード」カードを押します
2
GPXファイル(.gpx)をドラッグ&ドロップ,またはクリックして選択します.複数ファイル同時対応
3
「📂 登録」で記録一覧に追加されます
4
記録のチェックボックスを選択し「🔬 選択した記録を分析」を押すと分析開始(1〜2分)
🆕 重要
チェックした記録だけがANALYZEタブの分析対象になります.分析後は自動的にANALYZEタブに遷移し,選択したGPXの結果のみが表示されます.
💡 重複防止
同じGPX/FITファイルを2回アップロードした場合,SHA-256ハッシュで自動検知してスキップします.

GPXファイルの入手方法:

📁 FITファイルアップロード 保険

Garmin / Amazfit / COROS 等のウェアラブルデバイスからFITファイルを直接アップロードできます.Health / Strava が使えないときの保険です.

✅ FITファイルは1件からOK
1件でも推定RHR(安静時心拍)が算出され,回復カードに反映されます.
2件以上の異なる日付のFITがあると,RHRのトレンド(改善/悪化/横ばい)が分析されます.
⚠️ FITアップロード後は再分析が必要
FITをアップロードした後,RECORDタブで同日のGPXを選択して「🔬 分析」を再実行してください.心拍データがANALYZEカードとAI解説に反映されます.

FITファイルの場所:

⌚ Health同期(SHERPA)

RECORDタブ右上の「⌚ Health同期」を押すと,SHERPAが Apple Health / Health Connect から直近30日のRHR・HRV・睡眠を取り込みます.

1
SHERPAアプリを入れ,Apple Health(iOS)または Health Connect(Android)の権限を許可
2
RECORDタブの「⌚ Health同期」を押す
3
ロック解除済みなら SHERPA が起動し,自動同期します(ロック中は解除後にSHERPAを開く)
💡 ブラウザは Health に直接触れません.同期本体は SHERPA 側です.運動中の心拍は Strava 同期を使ってください

🏃 Strava同期

RECORDタブの「🏃 ③ Strava」カード,または「🏃 Strava同期」から接続します.運動のGPSと心拍を自動取込し,軌跡は①GPXと同じCAIRN補正を通ります.同日にGPXがある日は心拍のみ取り込み,軌跡の二重登録はしません.

🔬 Step 2. ANALYZE — 選択GPXの分析カード

RECORDタブでチェックしたGPXのみが分析対象になります.複数選択時は各GPXの結果が山名・日付付きで比較表示されます.

🆕 データソースの違い
ANALYZEカード(ペーシング〜パフォーマンス)→ 選択したGPXのみ
縦断比較回復系カード全件GPX(成長の軌跡を追うため)

📣 SNS共有カード

「どの斜度・どの時間で身体が崩れたか」を4つのグラフで1枚の画像にまとめます.GACDはFitRecデータセット(253,020ワークアウト)の分布と並べて表示します.

📈 ペーシング戦略

前半・後半のペース比較(ネガティブスプリット)と,区間ごとの速度変化を表示します.

指標意味目安
NS比率後半速度 ÷ 前半速度1.0以上=後半に余力あり 🏆
GAP勾配調整ペース(平地換算)急登でも公平に比較可能
ドリフト率後半のペース低下%5%以内=良好

🥾 歩行技術

ケイデンス(歩数/分)と登高速度(VAM)の安定性を評価します.

指標意味目安
平均ケイデンス1分間の歩数100〜120 spm
登坂VAM1時間あたりの上昇量300〜600 m/h
ペース変動係数速度のばらつき(CV)低いほど一定ペース

⛰️ 地形適応

斜度別の通過速度と,標高による酸素密度の影響を分析します.

⚡ エネルギー代謝

推定消費カロリーと,心拍データに基づく代謝ゾーン(Zone 1〜5)の滞在比率を表示します.

ゾーン強度効果
Zone 1-2低〜中強度(有酸素)脂肪燃焼・持久力向上(推奨70%以上)
Zone 3-4中〜高強度(閾値)心肺機能強化
Zone 5最大強度(無酸素)乳酸蓄積・疲労原因(最小限に)

🏅 パフォーマンス評価

コースタイム比(標準タイムに対する実績比率)と,総合的な山行パフォーマンススコアを表示します.

📊 縦断比較(全件)

過去すべての山行データを時系列で比較し,体力の向上やペーシングの改善傾向を可視化します.

💚 Step 3. RECOVER — 回復分析

心拍データ(Health同期・FITアップロード)とGPXを統合し,筋疲労・自律神経の回復状態を可視化します.

📁 心拍データの取得方法

🔋 回復状況(RHR / HRV)

安静時心拍(RHR)と心拍変動(HRV)のベースライン比較から,当日のコンディションと回復日数を算出します.

📊 テーパリングモニター

次の目標山行に向けたトレーニング負荷の漸減(テーパリング)状態を追跡します.

💚 回復分析・モニタリング指標

急性負荷(ATL)と慢性負荷(CTL)のバランス(TSB / Form)を算出し,オーバートレーニングを未然に防ぎます.

🎬 歩行分析

歩行リズムやピッチの規則性から,山行中の疲労蓄積度を評価します.

🦵 歩行バイオメカニクス分析(姿勢推定AI)

歩行動画をアップロードすることで,AIが関節角度や左右バランスを検出し,歩行効率や膝への負担を分析します.

🦵 膝負荷(Knee Stress)

下り勾配と累積下降量から,大腿四頭筋・膝蓋靭帯にかかる累積負荷(Schwamederモデル)を計算し,膝痛リスクとストック展開推奨位置を示します.

🗻 Step 4. PLAN — 次の山行計画

GPXルートや目的地をもとに,体調(Readiness)やTierに合わせた山行計画を立案・分析します.

🔍 OSM山名検索

OpenStreetMap(OSM)データベースから全国の山名・登山口を検索し,基本情報を取得します.

📍 ルート作成モード

地図上で登山口と山頂・経由地をクリックして,独自の山行ルートを作成・距離計算できます.

🌤️ 天気予報

山頂・登山口のピンポイント気象予報(気温・風速・降水量・WBGT暑熱指数)を表示します.

♨️ 下山後の温泉

下山口周辺の日帰り温泉・入浴施設を検索し,アクセスや営業情報を表示します.

🚌 交通アクセス

登山口・下山口への公共交通機関(電車・バスダイヤ)や駐車場情報を表示します.

📋 ルート事前評価・決定マトリクス

アップロードした計画GPXに対し,多層安全構造(マクロ環境・ミクロ生体・戦術即応)「確率論×決定論」の安全ハイブリッドにより,「計画候補の比較」「決定理由」「GRAD応用全14実験モデル」を自動算出し,必要出発時刻や下山デッドライン,エスケープ判断点(ETP/PNR)を明示します.

💡 詳細な数式・アルゴリズム
ヘッダーの 💡 アイコン または 計画・安全アーキテクチャ完全解説 をご覧ください.

🚦 到達判定(必要Tier)

計画ルートの距離・累積標高・難易度から必要な「Tier」を判定し,あなたの現在のTierで安全に登れるかを照合します.

📡 ルート転送(Tracker/Zepp自動同期)

作成・決定した計画ルートと事前契約(締切時刻・退路点線・コースアウト閾値)を SHERPA 山行トラッカーへ同期します.PLAN分析後にサーバーへ保存され,SHERPAの「サーバーから取得」で端末に入ります.

🗺️ 山行トラッカー(GPS+音声ガイド)

SHERPAは山行中の現在地を監視し,リアルタイムで安全情報・ペース・補給・コースアウトを音声案内します.

主な機能

🪨 PETROS — 岩石判別AI

山で見つけた岩石の写真をアップロードすると,AIが岩石の種類(花崗岩・玄武岩・石灰岩等)を即座に判別します.

使い方

1
山行中に気になる岩石を撮影
2
PETROSで写真をアップロード
3
AIが岩石の種類と特徴を解説

⚙️ プロフィール設定

ダッシュボード右上の ⚙️ アイコンから設定できます.

項目用途推奨
生年年齢に応じた心拍ゾーン・評価基準
性別代謝計算の補正
体重消費カロリー・パワー・膝負荷の計算
身長歩幅の推定
居住地アクセス情報の最適化

※ プロフィール情報は暗号化して保存され,分析精度の向上のみに使用します.

⌚ Health / 🏃 Strava / 📁 FIT の接続

⌚ SHERPA Health(回復の主経路)

RECORDタブの「⌚ Health同期」から,SHERPA経由で Apple Health / Health Connect の日次データを取り込みます.

1
SHERPAを入れ,Health の読み取りを許可
2
RECORDタブで「⌚ Health同期」を押す
3
SHERPAが起動し,直近30日分を同期(ロック中は解除後にSHERPAを開く)

🏃 Strava(運動の主経路)

1
RECORDタブの「🏃 ③ Strava」カード,または「🏃 Strava同期」を押す
2
Stravaでログインし,アクティビティの読み取りを許可
3
運動のGPSと心拍が取り込まれ,軌跡は①と同じCAIRN補正で分析されます

📁 FITファイル(保険)

RECORDタブの「💓 ② FIT心拍」からファイルを選択します.アカウント連携は不要です.

✅ 1件でOK — デバイスのFITをアップロードするだけで,推定RHRが回復カードに反映されます

取込後,RECOVERタブの回復カードで RHR・HRV・睡眠(Health)または推定RHR(FIT)が自動反映されます.

アイコン機能
⚙️プロフィール設定
🗺️山行トラッカー(GPS+音声ガイド)
🔬Durability Monitor — 山岳スポーツ科学データベース(lab.ikari.io)
💡計画・安全アーキテクチャ完全解説(数理モデル・時相論理・事前契約仕様)
ヘルプ(この操作マニュアル)
☀️ / 🌙テーマ切替(ライト/ダーク)
📜利用規約・プライバシーポリシー
🚪ログアウト(モバイルではアイコンのみ表示)

❓ よくあるご質問

Q. 計画の数理モデルやSHERPAのオフライン動作・エスケープ判定について詳しく知りたい

ヘッダーの 💡 アイコン または 計画・安全アーキテクチャ完全解説 をご覧ください.「マクロ(広域気象・環境)・ミクロ(生体物理・生理)・戦術(現場即応)」の3層構造,「確率論(事前不確実性把握)× 決定論(安全ハードゲート・確定的契約)」の安全ハイブリッド設計,GRAD応用全14実験モデル,完全圏外・気圧計なしでのGPS物理プロキシ撤退検知,時相論理(LTL)による誤警告防止規約を数式と Mermaid 図付きで公開しています.

Q. Health同期を押してもデータが来ません

同期本体はブラウザではなく SHERPA です.ロック解除済みなら起動します.ロック中は解除後にSHERPAを開いてください.運動中の心拍は「🏃 Strava同期」を使います.

Q. FITファイルは何件必要ですか?

1件でOKです.1件あれば推定RHRが算出され,回復カードに反映されます.2件以上(異なる日付)で改善/悪化のトレンド分析が追加されます.

Q. FITをアップロードしたのに回復カードに反映されません

FITアップロード後,RECORDタブで同日のGPXを選択して「🔬 分析」を再実行してください.分析時にFITの心拍データが統合されます.

Q. ANALYZEの結果が期待と違うGPXのものです

RECORDタブで分析したいGPXのチェックボックスを選択してから「🔬 選択した記録を分析」を押してください.チェックしたGPXのみがANALYZEカードに表示されます.

Q. 分析に時間がかかります

通常1〜2分で完了します.GPXのポイント数が多い場合(数万点)はもう少しかかることがあります.

Q. 「解説がまだ生成されていません」と表示されます

分析完了後,ページを再読み込みしてください.解説の生成には数十秒かかることがあります.

Q. 消費カロリーは正確ですか?

GPXの速度・勾配から推定しています.心拍計と比べ±15%程度の誤差があります.体重を設定すると精度が向上します.

Q. SHERPAは山の中でネット(電波)が通じなくても動きますか?

はい,完全オフラインで動作します. 出発前に計画情報・P90ワーストケース所要時間・エスケープルート・デッドライン時刻が端末内にダウンロード(事前焼き込み)されるため,通信圏外でもGPS衛星電波と内蔵時計だけで安全案内・エスケープ警告・コース復帰判定が自律実行されます.

Q. スマホに気圧センサーがなくても天候悪化や危険を検知できますか?

はい,GPSの物理プロキシ(対地速度の激減・立ち止まり比率・蛇行率の増加)から検知します. 豪雨や強風,視界不良時は足場確認や雨具着用で対地速度が低下し停止時間が増加します.SHERPAはこれを検知し,毎秒計算する残余時間バジェットに基づいて日没前脱出のためのエスケープを指示します.

Q. 同じGPXを2回アップロードしてしまいました

自動で検知してスキップされます.ファイルのSHA-256ハッシュで重複チェックしているため,データが二重に登録されることはありません.

Q. ルート検索で標高が0mと表示されます

OSMの座標データには標高が含まれません.Open-Elevation API で標高を自動補完しますが,APIが一時的に利用できない場合は0mと表示されることがあります.再度検索してみてください.

Q. トラッカーのGPXバックアップとは?

山行中に5分間隔で自動バックアップされます(電波がある場所のみ).スマホの電池切れや故障があっても,直前までの記録がサーバーに残ります.

Q. ストックを使うと膝負荷は変わりますか?

はい.研究によるとストック使用で膝への衝撃が20-25%軽減されます.特に急な下りで効果的です.膝ストレスシミュレーターで効果を確認できます.

Q. トラッカーの音声通知がうるさいです

トラッカー画面の 🔊 ボタンで音声をON/OFF切替できます.OFFにすると画面表示のみになります.

Q. いける山の地図が空・灰色のままです

山の到達判定カタログはサーバー側で作成しています.カタログの準備が終わっていない場合は一時的に表示されません.プロフィールの居住地を設定すると,住まいの周辺を中心に表示されます.

Q. 地図をもっと大きく見たい

地図右上の「⤢ 拡大」で大きな表示に切り替わり,「⤡ 縮小」で元のサイズに戻ります.「📍 現在地」で住まいの周辺へ戻せます.

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